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昼休み。
「おい仗助ェー、昼メシどうするよ?」
腹へったー、と億安が食事の相談をしてくる。
「あー飯ね、どうすっか・・・」
歩くのだりぃから、学食でもいいか。 つーか飯食うの昨日の昼ぶりじゃねぇか・・・
夕方ベッドに連れ込まれ、 承太郎の寝顔を見ているうちに眠くなって。
目を覚ましたのはすっかり暗くなってからでしかも。
「あれ?」
よいせ、と立ち上がり億安に近づいた途端。
「仗助、オメー何か香水つけてんのか?」
ふんふん、と鼻を鳴らしている億安に、「つけてねーよ?」 と返したが、
由花子と待ち合わせをしている康一がガタタン、 と机にぶつかり音を立てる。
何だよォー康一、大丈夫かァ?と言おうとした仗助だったが、
何故か康一の頬が赤い。
「・・・?康一、お前、何赤く・・・」
「なっ、ナンデモナイよ仗助君!よ、 良かったね承太郎さんの論文終わったみたいで」
一瞬昨日の出来事を思い出してこっちまで赤くなる仗助だったが、
康一の発言にはたと止まる。
何で康一が承太郎さんの論文終わったこと知ってんだ?
ふと心に暗雲が立ち込めそうになりつつ、 ストレートに疑問をぶつけてみる。
いやそれはちょっと、 とか何とか言って逃げようとする康一だったが、
教室の隅に追い詰められ、 しょうがないなぁと言いにくそうに口にしたところによると。
「あのさ、仗助君、 さっき億安君に香水つけてるか聞かれたでしょ?」
聞かれた、しかしそれがどうだというのだろうか。
「で、昨日承太郎さんに会ったわけだよね?」
会った。ってだから何で康一お前がその事を。
「(・・・まだ分かんないのかな仗助君)えぇと、 すごく距離は近いわけでしょ?」
「あぁ?」
言いたくない。恥ずかしい。しかしこの愛すべき友人は、 ちっとも解してくれない。
ああ、言うべきか。言わざるべきか。
広瀬康一は、決断した。これ以上待たせると、ラブ・ デラックスのお仕置きタイムになってしまう。
「あのね、仗助君・・・ 君から承太郎さんの匂いがするんだよ」
目を見開きボワッと赤くなった仗助に、「香水の香りが移ったんだね、 じゃ由花子さんが待ってるから」と
言い置いて康一は走っていく。少し、面白くも感じていた。
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承太郎さんと仗助が好きすぎる変態です。
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