カウントダウン・番外１

しょっぱなちょっとだけ最中なんで、ちょっと注意願います

1月某日（1日目・杜王グランドホテル324号室）

 

PM23：05

 

「あぁ、は、もう、もうダメッスよぉ・・・」

「ん・・・どうした、もう降参か？仗助・・・」

 

先程の威勢はどこへやら、ぐしゃぐしゃに乱れる仗助を責め立てる。

そのうち泣きが入って。

 

「ふぇっ・・・もう、やだ、あ、あ、もうイきたくない・・・ッ」

 

ガクガクと腰を揺らしながら、理性と体力の限界を訴える。

その泣き顔が堪らなく愛しくて、やりすぎてしまうのは否めない。

お前が悪いんだぜ、仗助。

 

 

AM0:24

 

果て切ってそのまま寝付いた仗助を抱いてバスタブに浸かる。

運んでくるのは正直、重かったが。

温かな湯の中で寝息を立てるその顔を見ると、それも苦ではないと思えた。

 

「ん・・・ぁ、あれ・・・あ、スンマセンおれ寝ちまってた、ッスね・・・」

「いいぜ、洗ってやるぞ」

 

まだ半覚醒の状態ながら目を覚ました仗助の頬にキスした後、

後ろから支えながら頭を沈めさせ、湯の中に広がる髪を指で梳いてやる。

 

「んー気持ちいいッス・・・」

 

目を細めて安心しきった声で喉を鳴らしそうな表情。

可愛くて仕方がない。

先程までの自らの激情が信じられないくらい穏やかな気持ちになって、

改めて己の感情をここまで左右する仗助を愛しく思う。

 

「愛してるぜ、仗助」

 

目を閉じ耳を水に塞がれたお前には聞こえない事は承知で呟いた。