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『カウントダウン・番外』 >
カウントダウン・番外2
長いので畳。特に注意なしです
1月某日(2日目・杜王グランドホテル324号室)
AM7:50
「おい、そろそろ起きろ仗助」
んんー、あれ承太郎さん・・・何だ夢かじゃあもうちょっと寝よ。
「コラ。起きねぇと学校遅刻するぜ」
もぅ、勘弁してくださいよ~ 昨日さんざんエッチしたからおれ今日は学校行けねぇ。
承太郎さんと一日中一緒にいるんだ~なんつって!
はは、いい夢だったな~チコっと体中痛いけど。特に腰とか。
うん、しんどいな。何で?
・・・・・・・・・・・・!?夢、じゃねぇ。
「あわわわぁじょ、承太郎さんッ」
「やっと起きたか」
ガバッと跳ね起きたおれは全裸。 目の前にはきちんと身支度した承太郎さん。
承太郎さん、承太郎さんだ夢じゃねぇ。
そうだ昨日帰ってきたんだ。そいで、すげー・・・したん、だ。 激しく。
うわ、なんかメチャメチャ恥ずかしいぜ・・・
でも承太郎さんかっこいいな。
あ、おれが上げた新しいセーター着てくれてる。かっこいい。 超似合う。
深めのVネックから見える鎖骨が超セクシー。
やっぱおれのセンス、抜群じゃね?
「・・・おい仗助」
目が覚めたとたん色んな考えが頭ん中渦巻いて、 固まったままでいると、
突然ズイッと顔を近づけられて、低い声で呼ばれる。
「そのぐしゃぐしゃのアタマ、いいのか・・・?」
は。あ、うわ、 そうだ昨日風呂入れてもらってそんでそのまま寝ちまったから。
一体どうなってんだ今おれ!ぎゃー!!
「お、起きます!!」
『俺はそのままでもいいんだぜ、可愛いぞ』 とか言ってニヤッとする承太郎さん。
ホント、意地悪ッスよね。そんなとこも好きだけど。
でもおれの災難はそっからだったんだ。
AM8:05
髪セットしにバスルームに行こうとして、気づいた。
『腰が立たない』
床に足を付いて立ち上がろうとしたら、かくんと膝が折れて。
あれおかしーな、と思いながらまた立とうとしたんだけど、
膝と股関節と腰に力が入んなくて、全然無理だった。
ベッドに座ったままのおれを不審に思った承太郎さんが
『どうした』って聞いてくれたけど、 もうこっちはそれどころじゃなくて。
「・・・立てない」
「?」
「立てない、んスよぉ腰に力入んなくて!」
承太郎さんのせいだ。やだって言ったのにあんなにするから!
大体アンタのどんだけでかいと思ってるんですかちったあこっちの 身にもなって・・・
うー・・・な、泣きそう。なんか、情けねぇけど。
「仗助」
「・・・・・・」
呼ばれたけど黙ってたら、もう一度『仗助』 って穏やかな声で呼ばれる。
何スか、ってまたおれこんなガキみてぇな拗ね方してる。
「朝っぱらから泣きべそかくんじゃねえ」
かちーん。むうぅ、 もー知らねぇ承太郎さんなんてきらいだバーカ!!
「あ、アンタが悪いんじゃないッスか!!」
思わず怒鳴っちまったけど、同時に涙がぶわっと溢れ出てきた。
そのまま泣きが入っちまって、ああもう朝から最悪だ。
「分かった、悪かった」
ぎゅう、と抱きしめられて、頭のてっぺんにキスされて。 そのまま頬にも。
そんなんじゃごまかされないって思ってたのもつかの間。
「バスルームまで連れてってやる。学校にも送って行くし、 車まで抱いてってやる」
ベッドに腰掛けたままのおれの前にしゃがんで下から見上げながら 、
『どうだ、それで?』ってすげーかっこよく微笑まれたら。
許しちゃうしか、ないっしょ。ホント、どうしようもねーよな。
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プロフィール
名前:キエス
承太郎さんと仗助が好きすぎる変態です。
更新は滞っておりますが、相変わらず愛してます。
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