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『カウントダウン・番外』 >
カウントダウン・番外3
仗助は隠したいわけじゃないけど大っぴらにもしない、というかできない。
でもそういうのって何となく周りに浸透していくもんですよね~
いい事です。
でもそういうのって何となく周りに浸透していくもんですよね~
いい事です。
1月某日(2日目・ぶどうが丘高校正門前)
PM16:09
「オイ仗助ェ~、ホント大丈夫かオマエ」
「ああ、ありがとな億康・・・ 康一も悪ィな今日一日面倒かけちまって」
「ううんいいんだよ仗助君。君のほうが大変だね・・・」
さすがに下校時間ともなると体はかなり回復してきたけど、
一日中『要介護』 状態だったせいか正直かなり精神的に消耗してる。
しかも億康はともかく、 康一には事情を悟られてる気がしてならない。
うぅ、したらもう飛ぶ。マジではずい。
あ、承太郎さんだ。やっぱ目立つな・・・しかも車、 校門に横付けって。
嬉しいけど。かっこいいけど。でも。
「あっ承太郎さん帰ってきてたンですね~」
「お久しぶりです、承太郎さん」
「よう億康。元気か?康一君、仗助が世話になった」
あぁああ、やっぱり。
朝誰かと携帯で話してたのって。やっぱり、康一にだったんスね。
どうりで朝、康一がタイミングよく校門のとこにいたわけだ。
「いえいいんです。仗助君、承太郎さんが帰ってきて良かったね」
にっこり笑う友人にうん、ありがとって返しつつ。
康一ってホント、オトナだよな~と実感する。
色々知ってるんだけどそれを顔に出さないっつーの?
おれには無理だな・・・
いいやもう。知られてたほうが何かと心強いだろ。
「そういや2人は週末どっか行くのかよ?康一は?」
唐突に週末の話題にうつる億康に少し救われた気がした。
いや別にだな、って承太郎さん相変わらず言葉少な!
康一は由花子とデート。これも相変わらず。
ああ何かいいよな~、こういうの。承太郎さんのいる日常・・・
康一は由花子とデート。これも相変わらず。
ああ何かいいよな~、こういうの。承太郎さんのいる日常・・・
ん?待てよ。今億康のやつ、『2人』って言ったな。
「お、億康ちょっといいか」
少し離れたところに億康を連れて行き、聞いてみる。
「何だよかしこまって」
「"改まって"だろ・・・いやそうじゃねー、億康お前よぉ、 さっき"2人"って言ったよな?」
「?ああ・・・何で?」
「それって、おれと、承太郎さんが一緒に、って事だよ・・・な? 」
「ああ?」
「だから、その・・・何で」
『何で一緒に過ごす事を知ってるんだ?』って聞きたいけど、 何でか言葉が出てこない。
「一緒じゃねーの?」
「いや、い、一緒なんだけど」
「じゃあいいじゃん」
「それって、誰かに聞いたとか?」
「いや?」
億康はバカだが嘘はつかない。 だが何故自分と承太郎さんの関係を知っているのか。
いやそういう関係ってことまで知っているかどうかは別として。
ともかく『週末を一緒に過ごす』くらいの間柄って事を。
「なに考えてんだよ?」
「うー・・・あー・・・」
「おれ承太郎さんはいい人だと思うぜ」
・・・・・・!!
「だからよぉー、 仗助オメーもくだくだ考えねーでついてけばいいんじゃねーの?」
億康、お前・・・
「お前、すげーな」
「?」
「きっとお前と付き合う子は幸せになる。おれが保証する」
おっ何だ女の子紹介してくれんのかってアホな反応。
バーカって笑っといたけど、本当はチコッと泣きそうだった。
ありがとな、億康。
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プロフィール
名前:キエス
承太郎さんと仗助が好きすぎる変態です。
更新は滞っておりますが、相変わらず愛してます。
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