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女性向けJOJOブログ。主に承仗。 ※初めての方は、「ごあいさつ」をご一読下さい。
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天使が現実に引き戻してくれましたよ。完結です。

「おい仗助ェ~何やってんだ?ハラ減ったって」
「ひゃぅッ」
「わ、お、おい仗助!」
 
康一が走っていってからも教室の隅で佇んでいる仗助を不審に思ったのか、
億安がポンと肩を叩きながら顔を覗き込んでくる。
だが昨夜の行為を思い出している最中の仗助に唐突な他人からの接触はあまりに酷で、
妙に裏返った声を出しながらその場にへたり込んでしまった。
 
「仗助どうしたんだよ?オメー・・・はっ、まさか新手のスタンド使いかッ」
「ちげーよ!何でもねーってチコっと驚いたんだよ」
 
原因はスタンド使いである事は確かだが、別に新手ではない。
むしろ古株。しかも最強だし。色んな意味で。

「ホントかぁ?なぁんか心配だぜ今日のオメーよぉ」
「そーか?(平常心平常心落ち着け俺)」
「おう。・・・あっそうだ仗助、帰り承太郎さんに迎えに来てもらえばいいじゃん」
 
いかにも名案!といった感じで億安は言い出すが。

「~~~っ、そ、それはだめだぜ億安ゥ!」

今日は無理。こんな状態で会ったらどうなるか分からない。
 
「何で?アレ終わったんだろ承太郎さん」
「アレって何だよ!」
 
色々思い出してパニクる仗助。

「?ほら康一が言ってた・・・文?」
「ぶん・・・ああ、論文・・・か、ははは」

大丈夫だ、ちゃんと終わったあと風呂にも入ったし。入れてもらったんだけど。
『香り』が残っているのは・・・そう、ああなる前まで服着たまま抱かれて寝てたからで。
しかしこのテンパり具合、我ながら。

(うう~ヤバいこのままだと絶対何かヘンな事口走りそうだ・・・)
 
今更ながら、承太郎が自分にどれだけ影響を及ぼしているのか自覚する。
ましてや昨夜の行為は、まだ高校生の仗助には刺激が強すぎたようで。
このままだと日常生活全てが彼に、というより彼への思いで埋め尽くされてしまいそうだ。
 
(どうしよう、承太郎さんは大人だからそんな事ないのかな・・・)
 
色々考えるとキリがない。不安で押しつぶされそうだ、しかし。
いくら自分が悩んだところで状況は変わらないし、今を変える必要もない。
充分満たされているはず。多分。

ある意味大人な仗助は、自分のループにけりをつけるべく。
 

『承太郎さんのバーカ!でも大好きッス』 心の中で叫んでから、残り少ない昼休み時間で食事をかっこむべく、億安と走って教室を後にするのだった。
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承太郎さんと仗助が好きすぎる変態です。 更新は滞っておりますが、相変わらず愛してます。 ※一応R18サイト設定です。閲覧は自己責任でお願いします。  
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