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遠距離恋愛(仗助視点) >
遠距離恋愛(仗助)5
言わせたいんです(※ちょっと注意かも)
「・・・本当に?」
『ああ。・・・そういやさっきのメールな』
げ、何いまソレ出してくんの恥ずかしいしきまずいし!
『可愛かったぜ・・・今すぐ帰ってお前を抱きたくなった』
唐突にトーンが変わり、耳に流れ込んでくるのはあの声。腰にクるくらい甘くて低い。
脳がその声を欲してて、貪るように感じ取ってしまい息をつめたのに間に合わない。
思わず小さく吐息がもれてしまう。
「っ・・・ふ、じょう、たろうさん」
『お前は?仗助』
「ふ、は・・・ぃ」
『仗助。質問に答えろ。
俺は、お前を抱きたい。お前はどうなんだ?』
ぐらぐらする。承太郎さんが、俺を欲しいって、言ってくれて。
俺の答えを、欲しがってる。
「っ、オレも、抱かれたいッス・・・」
『誰に?』
これもしかして意地悪されてんのかな。でも、もうそんなのどうでもいい。
「じょうたろぅさんです・・・承太郎さんに抱いてほしいッスよぉ・・・」
口にした途端、ぞくぞくとした痺れが背筋と二の腕に走る。
泣き声になってしまったけど、承太郎さんの満足げな声に安心する。
『いい子だ、仗助・・・』
その声に、エッチしてるときの、とろりとした視線を思い出させられて。
「承太郎さん、はやく」
『ん?』
「はやく、帰ってきてください」
『ああ・・・帰ったら真っ先に可愛がってやるぜ』
うわエロ過ぎ・・・もうダメだ、幸せすぎて死ぬかも
『とりあえず、今日はいい夢を見るんだな。
もうすぐ中間テストだろ。勉強してんのか』
えぇー!?何その切り替え!
「は、はいまあそのテキトーに」
『・・・追試にでもなりやがったら承知しねぇぞ』
「追試とか、ダメすか」
『てめぇは何のために10月半ばに俺が戻ると思ってやがるんだ?』
中間テストが終わる時期。てことはテスト休みがあって。
承太郎さんの帰国時期と重なっててラッキー、と思ってたけど。
もしかして、承太郎さん、オレの休みに合わせてくれ・・・ました?
「えぇー!えー!?まさか」
きゃーきゃーと喜んでしまう俺に、承太郎さんは今日2度目の『やれやれだぜ』を呟いた。
電話のお礼を言って(また『当然だ』と不機嫌そうにされたけど)、
しっかり勉強して何故か上位に入る約束をさせられて携帯を閉じる。
何かオレ、まだまだガキなんだなー。
一人であんなグルグル悩んで。
承太郎さんの一言で宥められて舞い上がって。
そういやなんでこんな時間に起きてんのか聞けなかった。
電話しててつらくなかったかな・・・
でも嬉しかったな、『もっと甘えろ』って。
甘えちまっても、いいんですか、ね。
それってオレが特別って事?
すげー、嬉しいしなんか・・・あーダメだもう寝る!
おやすみなさい承太郎さん。
今日はアンタの夢を見れそうッスよ・・・
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承太郎さんと仗助が好きすぎる変態です。
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