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承太郎サイドから。
承太郎が思ったとおり、唇は仗助の性感帯だった。
だからキスをするとき、口の中だけではなく唇も、
自分の唇や舌や歯を使ってその感触を覚えこませた。
長期的なマーキングとして。
仗助が自分の事を忘れられなくなるように、徹底的に。
そして今は、その成果、 仗助の表情を観察しながら指で弄りたおしている。
この愛おしい生き物。
甘い色を乗せた青みがかった瞳も、柔らかい頬も、厚い唇も。
感情を映しよく変わる表情も、その心も体も頭の先から足の先まで、全部。
全部、俺のものだ。
こんなに執着するなんてな。おかしいか?仗助・・・
触っているうちに、 唇が乾いているのが気になってワセリンのゼリーを塗ってやる。
力が抜けて半開きになった上、 油分でぬらついたそこはあまりに扇情的で、
思わず噛み付きたくなる衝動を抑えると自分の眉間に皺が寄り目が 細まるのが分かった。
それを見て、仗助の目に一瞬不安の色がよぎる。
苦しげに見えたのだろう、実際そうだったのだから。
己の表情の些細な変化に敏感に反応するのを愛しく思う反面。
泣かせてやりたい、と思ってしまう。
自分の前だけで見せる仗助の痴態、泣き顔、喘ぎ声。
普段よく喋る唇から垂れる唾液、意味をなさない言葉と
いつも意思を宿す瞳の焦点が合わなくなる瞬間、流れ落ちる涙。
それが、見たい。
自分の名を呼ぼうと開いた唇を人差し指で押さえつける。
長い時間触られ続けたせいか、 もともとぷっくりとしている唇は充血し、
硬さをもった感触になっていた。
「唇も勃起するんだな・・・知らなかったぜ」
その声は自分でも分かるほど欲に掠れて濡れた、低い音で。
とうとう仗助は泣き声をあげる。
「っ、じょ・・・たろさん、俺、もぉダメ・・・ッス・・・」
頬と言わず耳まで赤くして、
視線を合わせる事すらできずに俯く仗助の顎を掴み強制的に上向か せる。
「どうしたいんだ?仗助」
潤んだ瞳をじっと見つめながらゆっくりと問いかける。
言ってみろ、仗助。今なにがしたいのか。
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承太郎さんと仗助が好きすぎる変態です。
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