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学生さんも含め、皆さんお仕事お疲れ様です。
キエスはクリスマスには癒しグッズ仗助が欲しいです(やめれ)
1
ギリギリまで推敲を重ねた論文。
積み重なったデータ、そこから導き出された結論。
これでいいかと言うと、正直まだ足りない。
しかし迫る締め切りはすぐそこまで来ていた。
『送信』
論文のデータが入ったファイルを添付したメールの送信ボタンを押 す。
いつも、いつも何か足りない気持ちのまま。
海は深く底知れず、太古の昔から存在するのにも関わらず、
分からない事だらけで。
「ふー・・・」
達成感と、やり残した感じと、
これからまだまだ続く研究の道のりの遠さを思って、
思わず、ため息が出る。
ああ、疲れた。
座りっぱなしで体が固くなっている。
パソコンと紙ばかりの世界で数日間過ごした。
今日が何曜日で昨日の天気がどうだったかも、覚えていない。
こんな時、現実感を取り戻してくれるのは。
『ピンポーン』
ドアチャイムが鳴り、俺は玄関へ歩き出す。
2
「うわっ・・・いや、あの・・・終わりました・・・? まだだったらおれ、」
何か言いかけだった仗助を部屋に引きずり込む。
バタン、とドアが閉まる音がしたが、
玄関先でいきなりキスをされて目を白黒させているお前には聞こえ ないだろうな、仗助。
かくん、と膝の折れた仗助をそのまま抱きすくめてベッドまで。 そう時間はかからねぇ。
仗助、今日の俺は止まりそうもねぇ。
体力つけて来たんだろうな。
途中でへばりやがったら承知しねぇからな・・・
3
バスローブに身を包んだ仗助を抱いて、 ビールを飲みながらテレビを見る。
至福だ。もう何も言うことがない。
さっきのセックスでカラダは解れ、今は仗助が横にいる。
・・・要するに、今の俺の頭は空だ。
しかし実際にはそうではない、 吉良の事もあるし今スタンド能力者に襲われたら、
常にその事は念頭にある。
それはジョースター家に生まれDIOと対峙した瞬間に決まった俺 に付き纏う宿命だろう。
それでも。
「ふはー・・・つーか、承太郎さん、大丈夫ですか?」
まだ余韻が残るのか、大きく息を吐き出しながら
発せられた仗助の声に、我に返る。
発せられた仗助の声に、我に返る。
「ん・・・何がだ」
「だって、さっきまですげーやつれたカオしてたし。 無精ヒゲすげーし」
「・・・」
「・・・あの、あのホントおれ邪魔になんないようにしま・・・」
そこから先は聞かなくてもいい。
仗助、お前は俺を殺す気か?
全く・・・聞きわけがいいのも考え物だな。
「おい仗助」
「ハイ」
じっと見つめてくる青みがかった瞳。
何を言われるのか、 怖がっていながらも受け止める強さを秘めた光。
マズイな・・・手放せなくなっちまう。
固執して、執着して、 弄り倒して表から裏から全部めくって触って分析してそれでも足り なくて。
だから、もっと知りたくなる。俺だけが知る事実を暴き出したい。
仗助、お前ってヤツは。
「・・・フィールドワークの対象が増えちまったみてぇだな」
不思議そうな顔をしている場合じゃねえぞ、仗助。
お前は俺の『ロンブン』 より自分の地位が低いと思っているようだが、今すぐ訂正しろ。
「じょ、た・・・ふぁ、さァ・・・」
説明をする手間より今したい事、つまりキスをした。
何度も繰り返されたその摩擦で少し乾いた唇と柔らかい舌が心地 良い。
対峙しなければならない他の全てをもってしても、仗助、 お前がいれば。
『頭が空になる』瞬間を『今』と定義できる、 それはきっとこの上ない幸せなのだろう。
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プロフィール
名前:キエス
承太郎さんと仗助が好きすぎる変態です。
更新は滞っておりますが、相変わらず愛してます。
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