忍者ブログ
女性向けJOJOブログ。主に承仗。 ※初めての方は、「ごあいさつ」をご一読下さい。
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。


早く会いたくて会いたくて仕方なかったのに、
自分に対する思いを過小評価しすぎてんだよもっと素直になりやがれ。
っていう、デキてんのにすれ違い承仗。
・・・まだ続かせたいんですが、いいでしょうか?

拍手くださった方、ありがとうございます!

 
 
 
 
承太郎さんを迎えに空港に行く。
電車とバスに乗って、S空港に着いた。
もう頭は空っぽで。右足と左足を交互に出す事しか考えられない。
承太郎さん、承太郎さん、承太郎さん。
イメージが頭の中でふくれ上がって、これが夢か現実かも区別がつかない。
周りが白黒みたいで、動きがやけにゆっくりしてるような。
そして、待ち合わせの場所、空港の待合室。
会わなかった期間、ずっと夢見てたこの瞬間。
入り口で立ち尽くすおれを見て、白いコートをひるがえし長身の彼は立ち上がる。
 
 
 
迎えに来る、と言って聞かない、それが一刻も自分に早く会いたいという
意思表示のように思えて電話じゃわからねぇだろうと相好を崩したのはつい一ヶ月前。
それから長く思える時を経て、今、S空港の待合室で、俺は仗助を待つ。
荒い足音が聞こえてはいた。そしてそれが仗助だろうと予想はしていた。
ただ、もし違ったら。そう思って顔は上げずにいた。
しかし。
 
スタープラチナを使うまでもない、紛れもない仗助の気配、
仗助の匂いと、本に伏せた視界に映る特徴的な髪型と、そして何より。
 
打ち寄せてくる、感情の波。
 
まるでその引力に惹かれるかのように顔を上げた俺の目に、
最上級のお前の表情。
仗助・・・そんなカオここでするな。
お前は単に嬉しいだけなのかもしれねぇが、見ろ。
俺の隣に座ってたドイツ人らしい男もチケット売り場の受付の女も、
ともかく周りの全員がてめぇを見てるじゃねぇか。
あぁ全く・・・可愛い。可愛すぎるんだよお前は。
早いところタクシーに押し込んでホテルに連れてかねぇと、こっちの身がもたねぇ。
 
 
 
「「・・・・・・」」
 
承太郎さんの泊まるいつもの杜王グランドホテルに向かうタクシーの中。
空港の待合室からずっと、承太郎さんは黙りこくってる。
そりゃ確かに無口なヒトだけどさ、久々に会ったんだからこう・・・
なんて、ワガママ過ぎんのかな。
ヒトデ以外に別にこの町に用はないはずだし。
そう思うと、おれとこうしててくれんのって、承太郎さんにとってはすごい譲歩っていうか。
うん、そうだ別にいいんだ。
おれは承太郎さんが好きで、こうしてたまにだけどそばにいられる。
それでいいんだ、よな。うん。
 
 
 
チェックインを済ませ、324号室へ。
向かうエレベーターの中で、仗助は少し拗ねたような顔をしている。
もう少しだ、いい子だからガマンしろ。
ベルボーイが部屋の鍵を開け、何かございましたらお申し付け下さい、と下がる。
こういう時は長期滞在の履歴がモノを言うな・・・
ところで、仗助。窓から外見てる場合じゃねぇぞ。
 
 
 
久々に見るこの部屋の景色は、やっぱりキレイだ。
そんな事でも思ってないと、何か女々しいけど泣いちまいそうで。
さっきまであんなに嬉しかったのに。
承太郎さんが悪いんだ・・・
 
「仗助?」
 
何スか。ってああもうこんな拗ねてちゃいけないって分かってんのに。
 
「仗助。こっちに来い」
 
えぇ!?突然すぎやしないすか、これっておれの妄想?
承太郎さんが、バサッ、バサッと服を脱ぎ捨てながら近づいてくる。
ああヤバい。窓の外はすでに暗くて、承太郎さんがガラスに映ってて。
・・・かっこいい。彫りの深い顔、すらりとした首、厚い胸、締まった腹筋。
それらを一度に、しかも服を脱ぐ仕草と同時に見てしまい、一瞬思考が停止する。
と、するり、と長い腕が絡んできて、後ろから抱きすくめられる。
 
「・・・仗助」
 
耳の下すぐの首筋で名前を呼ばれて、それだけで涙が出てくる。
 
「仗助、仗助・・・」
 
なのに、承太郎さんは何度も俺の名前を呼ぶ。
それはなぜかすこし苦しそうで、服を脱がされながらおれは承太郎さんを呼び続けた。
 
 
 
さっきまで、拗ねていたな、仗助。
今はどうか、というと、とろとろの声で俺を呼んでいるが、何か引っかかる。
仗助。俺が欲しいのは、お前のカラダだけじゃねぇんだ。
もう欲しいか?まだだめだ。
お前が本当に拓けるまで、どれだけでも。
 
 
 
久々に承太郎さんの指の温度を感じて、
『ああこの人はいま近くにいるんだ』と実感する。
何か足りない気持ちもするけど、もういいや。
承太郎さんが、欲しい。
ナカに入れて、ずんずん突き上げて、気持ちよくしてほしい。
あんたのが、いいんだ。
おれを唯一オンナノコみたいにする、
だからはやく。
 
PR
この記事にコメントする
お名前(Name):
タイトル(Title):
文字色(Color):
メールアドレス(E-Mail):
URL:
コメント(Comment):
パスワード(Password):   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
<< まさに黄金の精神 HOME 黄金前夜祭か >>
[94]  [93]  [92]  [91]  [90]  [89]  [88]  [87]  [86]  [85]  [84
プロフィール
名前:キエス
承太郎さんと仗助が好きすぎる変態です。 更新は滞っておりますが、相変わらず愛してます。 ※一応R18サイト設定です。閲覧は自己責任でお願いします。  
カウンター
WEB拍手
最新記事
(02/03)
(06/10)
(09/17)
(05/07)
(01/30)
上々上々/キエス
ご連絡はこちらまで(★を@に変えてください) mary_salvador★hotmail.co.jp
フリーエリア

Copyight© 上々上々 All Rights Reserved.
Designed by who7s. Photo by *05 free photo.
忍者ブログ [PR]